空想製造所建設予定地

メモ書き”歌詞について”

さっきダンナーとお話ししてて、「最近、希望に満ちた歌詞が多いよね」という話題になって。
ちょうど、『みんな大好き塊魂』のサントラに収録されてる『Everlasting Love』というのを聴きながら、
「この曲の歌詞は、文章としては意味をなさないけど、なんか力があるよね」
と。
んで最近の歌詞ってのは、文章としてではなく言葉として力が非常に強いものになってるんじゃないかと。
一曲のなかに起承転結を込めるのではなく、言葉そのものに価値を付与している、と。
ここ最近聴いた曲で、一曲の中に起承転結があったのは『その名はロデオ』とか『カルマ』とか……かな？
それ以外は、「これ何を言ってるのかさっぱりだが、なんだか訴えてくるものがあるぞ……！」ってのが大半だと思う。
私の中では『愛の花』と『Try』がまさにそれ。歌詞が微妙に繋がらないんだけど、結ばれない愛の切なさだったり溌剌とした若さだったりを歌ってるのがよく分かる。
これって、もちろん歌ってる人の解釈と表現力と同時に、言葉そのものに強い力がこもってるからって言えると思う。
それは魔法使いの呪文に近いものがある。
魔法使いが何故呪文を唱えるかというと、その言葉そのものに力を乗せる（もしくは引き寄せる）からだ。
アビスの世界観ですが、『譜歌（ふか）は、そこに込められる正しい意味を理解しないと効果を発揮しない』というのと微妙に一緒（微妙なのは、譜歌は旋律などの要素が含まれるため。しかしファンタジーの魔法使いは言葉はもちろん発音、リズムを付ける場合は旋律、さらに手振りやダンスなども正確に行わないと魔法は発動されないとされている場合があるので、譜歌はその辺をうまく捉えていると思うの）
魔法使いを魔法使いとたらしめているのは，言葉に力を乗せる事ができるからなんですね（この辺、GURPSコクーンの真音魔術師が面白い解釈で実行してるので、興味ある方は調べてみてちょんまげ）

ともかく。
そういった、文章としての歌詞ではなく、言葉としての歌詞が主流だなーと思う訳で。
まさに『詩』ですよね、うん。

んで、「希望のある歌詞」というのは、なんか数年前まであった、なげやりな前向きはなくなってきたな、と。
『明日があるさ』なんて、何気に投げてるんですよね。明日があるから今日はダメでもいいや～って。今日出来ることをきっちり出来た方が、美しいと思うよ？
それが消えて、今このときにしっかりと足をつけて、夢希望愛平和明日自由を素直に言葉に込めて歌えるようになってると思うのです。
時代背景が色濃く出てると思うのですよ。今ひどいから；
でも闇雲に『明日がある』と信じてた頃より、今の方が希望がほんのちょっとあると思うのです。


以上です。
妙に語ってますが、自分メモなので。やはり整理は無しで；
読んで下さってありがとうございました。