空想製造所建設予定地

アビス感想文（序盤）～God go home～



野郎で過去との決別の為に断髪した奴は、初めて見た…………！（そこかよ）
しかも何気にムービーだし……。この受け受けぼっちゃまめ……！！（落ち着いて）

まぁ、ともかく。
話は親善大使を任命されてからアリュゼリス崩落までに集中しますよ。

あんなに急激に自己主張するようになったルークを、逆になんで誰も気付かなかったんだろか？
ことあるごとに「親善大使は俺なんだ」とかって、今までにない感じで主張してんのに、いつもの事と片付けてたんだろうか。
「日頃の行い」と言われれば反論の余地がないルークですが……。ううん；
こちらは傍観者でもあるので、ルークの自己主張が急激に思えて、違和感あったんですよ。
ガイあたりは「ルークがなんか妙に焦ってるから、注意」とか思いそうなんだけど……。

仲間たちは「何も考えずにヴァンの言う事を聞いたルークが悪い」とルークを責めますが、私はただひたすら同情するしかなかった。
単純にルークが悪いとは思えないんですよ。

ルークにとって、ヴァンが全てで、存在そのものが「神」なんですね、きっと。
ただ一つ信頼し崇められる、尊いもの。
もしそこまで大切に思ってる存在から、「お前が必要だ」と言われたら、張り切ってその期待に答えると思いません？
もしそこまで大切に思ってる存在から、「この話は誰にも話してはいけない」と言われたら、忠実に守ると思いません？
ジェイドは「一言相談して欲しかった」と言いますが、無理な話なんですよ。神様からのダイレクトな内緒話をバラせる信者って、そうそういないと思います（もちろん一部例外アリ）
ついでにルークにはオールドラントでの『常識』と『知識』が通用しません。
まわりがどんなに「ヴァンは悪人だから信用するな」と言っても、そう判断するための材料がないんですね。また、人から言われたことを鵜呑みにしてしまうのは、その情報を吟味するための材料がやはりないから。
育てられた背景も含めルークという人を、常識を盾に色々と責めたり冷ややかな目で見たりするのは、そりゃ酷ってもんで。
特に大佐とアニスの反応を見てると「おめーら大人げねぇなぁ」と思うほど（アニスは未成年ですが）
この一連の騒動で冷静だったガイとティアは好印象でしたねぇ。大佐とアニスはガタ落ち。おまいらもうちっと落ち着け。
特にアニスはことあるごとに突っかかってくるので、存在がウザいです。サクラで言ったら、３位くらいだったのが８位に急転落みたいな。結構アニス可愛いと思ってたんだけど、今後もこんなノリならつぶーす（もしもし？）
ナタリアはひたすらアッシュを同情しまくるので、比較的テンパってると思われ。
アッシュが１番欲しがっていないものを与えまくってどうするのだ、ナタリアよ。
しかし彼女が欲しいのは「約束を覚えているルーク」であって、「今目の前にいるルーク、もしくはアッシュ」が目に入っていないのがイタイですねぇ。ルクナタを期待する私としては今後に期待。
そして、ミュウ。
何があってもルークの側にいたこの子は、ガイやティアよりもずっとルークを理解してる。
それは彼自身の過去の罪が、大きなウェイトを占めている。だからこそ、ルークに「わかりますの」と言った彼は強い。
パーティーの中で誰よりも、ルークを正面きって見据える事ができる存在じゃないかな、と。
後々出てくるイオンの「ルークはもともと優しい」という発言に、私は激しく同意です。
イオンやミュウといった、間接的なパーティーメンバーの方が、よっぽどルークの本質を見てると思います。それは『固定観念』を持たないからじゃないかなと。
ガイですら捕われている『ルークへの固定観念』など気にせず、自分の目で見たルークと話すし、それで考える。その結果の評価として「優しい」というのが、私の感想と同じで嬉しかったり。
自分が思ってた以上に、ルークは優しい子です。
ただ考えや常識や固定観念を持たないばかりに、ちぐはぐに発揮されていただけで。
こういうのを見てると、常識や固定観念ってなんだろうなって考えてしまいます。
ルーク、イオン、ミュウの『固定観念を持っていない』というのは、世界を変革するのに重要な要素なんじゃないかなーと、ぼんやり思ってみたり。
預言やユリア教の教義といったガチガチの観念を打破する、強力な力なんじゃないかと。

とりとめないですが、とりあえず。
ルークひとりが悪い訳じゃない。
これだけを声高に言いたいです。
こんなに責められて、本当可哀相なんですけど；
もちろん、アリュゼリスの事は償いをしなければなりません。
でも、なんだろ。
７歳の子どもに、そんな酷な事言えるかい？
そんな感じ。
少なくともルークはヘタな子どもより知識がないくらいなんだから、その辺のフォローとかさぁ、大佐ぁ；（ルークに対してすごくイラついてて、落ち着けとか本当思うもん。ガイ、苦労すんね……）

とりあえずこのお話は、ヴァンという『神』を地へ引きずり降ろし、ルークが個として自立するための物語なのかなぁ、と思いながら遊んでいます。

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－



ナタリアと初めて会ったとき、その背後にすみれさんとグリ様がいるような感じがしました。
ヤバい、ステキすぎ（爆）
アリュゼリスでの行動とルークへの台詞は、女王としての義務感だけじゃなく、人間としての自然な行動と思えて、良かったです。
ルークの台詞は、まぁ仕方ねぇな。みんなルークは温室育ちっていうけど、違うぜ。ルークは試験管育ちだ。無菌な上に狭い。


すんげーめちゃくちゃですが；
整理すると、クリア後読み直したときのこっ恥ずかしさ半減なので（爆）、このままで。
ちなみに長髪ルークを描きたがらないのは、短髪ルークの顔が新次郎と同じ顔なので描きやすいからだ！！（大爆発）
ナタリアも描きやすかった～。ガイとティアは難しそうだ……；


以上です。
読んで下さってありがとうございました。