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空想製造所建設予定地

日下部神菜のヲタな日常とサークル『空想製造所』の諸々。

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約束は果たされる
仕事疲れですぐ寝たり、プリンターが来た関係で棚の配置とか変えてたら、日にちがかなり経ってしまいました;
てなわけで、『ゆずてん』の感想です。
詳細は『続きを読む』から。

ふぇいばりっとゆず

このゆずが一番好き。


[:猫:]Web拍手ありがとうございます!

>まるこ様
こんにちは~。お褒めのお言葉、ありがとうございます~。
ぽっこり出たお腹がポイントだと思います(^^)

他、ノンメッセ拍手もありがとうございます!

ゆずてん感想文

てなわけで。
行って参りました、『ゆずてん』。
ボクらの大好きな須藤真澄先生、初めての個展です。
ショバは浅草橋。ボクらワタクには切っても切れないっぽい縁で結ばれた深い土地ですよ!(爆)
市ヶ谷での健康診断の帰りに、びばっと電車で行きました。お天気が良くて、風が強くて、気持ちの良い日でした。

展示場になってたアトリエは、ちっちゃくてカフェが併設された所でした。
展示スペースは決して多くありません。血気盛んな若人が100号の絵でも持ち込んだりしたら、それでもうパンパンかと。
まさに雰囲気勝負の所でした。
しかし、その雰囲気をうまく消化して、さらにちっちゃく愛おしい空間を展開してました。さすがますび先生です。駆け抜けてます。ハッスルしてます(誉めてるんですよ)
全体のお写真撮るの忘れてて、このこぢんまり感をどうにも伝えられません。
けれども卵が生命のカプセルであるように、ちっちゃい空間にゆずと読者ちゃん(ますび先生は、読者をこう読んでいる)への愛が、

「これでもかっ! まだ足りぬか! いいや、私が足りないや!」

と言わんばかりに爆発してました。

おでむかえゆず

最初に入ると会えるゆず。可愛い~♪ 生は本当可愛いです。
でも、生生の本当のリアルゆずに会いたかったなぁ(ゆずはもう亡くなっています)
ほぼ全部先生のペイントかと思います。ついでに飾り付けも。個人でやれる限界を明らかに超えてます。この手作業ゆえのこの会場の大きさだったのかも。しかし私は雰囲気重視で決定に1票(何)

ふぇいばりっとゆずとまま

作品は基本的に、手作りの枠に収められていました。素材はスチレンボード。四方を彩るのはスタンプです。
ゆずとままのイラストでは、この作品が一番好きなので♪
ライトの関係で黄色が強くなっちゃって; もっと青が清々しい発色をしていて、きれいなんですよ。
ますび先生の描かれる雲は、本当に気持ちよさそーに空に浮かんでいるので、いいなぁ。

まとめてご紹介

他にもたくさんのイラストが展示してあったので、お気に入りをまとめてご紹介。
ちなみに今回の展示作品に関して、写真撮影とブログなどへの掲載は自由とのことなので、甘えさせて頂きました。ますび先生、すぺさるすぎ……!!
ついでに今サイトでやってる『アフターゆずてん』では、すごいことになってる。ますび先生、大放出しすぎですってば……! いやさ、嬉しいんですが(汗)

んで、原画の数々を拝見していると、その鬼気迫る描線に恐れをなしました。
はい、こっからはマンガ描く人の話です。
ホワイトを全く使ってないんですよ。1本の線を凄まじい集中力で描いている賜物だと思います。ついでにペン入れに行くまでに、画面にのるであろうイメージがすでにできてるのかと思いました。
原画だけでこんなにも力がある、これがプロなんだと思いました。でなきゃ印刷され量産されたとき、負けてしまう。そんな気がしました。
さらに驚いたのが、トーンの細かさ、繊細さ。いやもう、すごい。
一度でもトーン作業をしたことがある方なら、ちっと分かってもらえるかもな例が、これ。

スクリーントーンの謎

左の白っぽい塊にご注目(原画は『ゆず』に掲載されてる、正月家に帰れなくてキレたゆずです)
斜めに線が走ってるでしょう。顔が赤くなった、という表現なのですが。
原画を拝見するまでずっと、そういう柄のトーンを一面にぺろんと貼ってるんだと思ってたんですが,違いました。こう貼り込まれてました。

スクリーントーンの謎を解け

間隔を出来る限り均一に揃えて、曲がらないように貼ってらっしゃいました……!
………かなわない。
原稿にかける情熱、執念。すごすぎる。
私、ますび先生に勢い余ってご挨拶したときに、「趣味で漫画をたしなんでいて」と言ったのですが、いやむしろ、

たしなみになってないよ。

趣味にも特技にもなってないよ! ただ脳内妄想垂れ流しマッスィーンだよ!
最近コミスタの機能に甘えてた自分を省みました。
違うんだよ、漫画は機能やツールで描くんじゃないよ。自分の手と経験に描かせてもらってるんだよ!
漫画道とはこんなにも深く広く長く、親父のハゲ頭の如く煌々と輝いているのですね……! やっぱ好きだ、漫画。
好きなのは本当なので、一生懸命己を磨こうと思います。プロになりたいとかそんなんじゃなしに、己の存在を賭けて、が一番ふさわしい……と思う(恥ずかしい限りですが;)

ふびんなこ

他にも、敢えてミラーで描いている原画もありました。
印刷の際きちんと見る事ができるのです。アナログならではの手法です。これにはダンナーがしきりに感心してました。

人が多いのとタバコが吸いたいので外に出たダンナーちゃんについて、いったん外へ。
なんとなく「人多いねー」と話していたんですが、ダンナーの一言が印象的でした。

「みんなすぐ帰るのが申し訳ないんだよ。
 それだけ、ゆずって猫がみんなに惜しまれているんだよ」

それは1匹の猫が呼んだ、縁なのでしょう。
でなければ、私も他のファンの方も、ますび先生とお話できなかっただろうし、原画を見る事も叶わなかったと思います。
ゆずがいなくなったのは切ないけれど、それだけじゃない。遺したものはこうして息づいている、そう思います。それはゆずが生きてるってことにならないのかなぁ?
彼の領地は今や無限だそうなので、多分『ゆずてん』に来た誰もが、ゆずに心の領土を差し出したのではないでしょうか? 私は持ってかれたね、少なくとも道1本分(笑)

すごく有意義な展覧会でした。
ここまでじっくり原画を見る事が出来たのは、貴重な経験となりました。
須藤先生、スタッフの皆様、本当にありがとうございました!



蛇足。

帰りのバスを待ってる最中に、思わず立ち寄った提灯専門店で見つけました。

伝説のレジスター☆

見て、このレトロ加減。

しかも微妙に新しめ。


左側のレバーをぐるりと回して、ガシャコーンとドロアーを出します。
さすが問屋街……! なんでもありますね……!!
しかも、17時半になる前に店閉まった……! 早寝早起きなんですね……☆
なんかとことんレトロな雰囲気を味わいましたよ。
ありがとう、浅草橋……。大好きだ……!


以上です。
読んで下さってありがとうございました。

拍手

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コメント

2. 無題

レポートお知らせありがとうございました。嬉しいです。
次の更新でリンクに追加させていただきますね。

あのトーンはたいしたことしてないです。
ストライプのトーンを貼ったら、なんか線の間隔が詰まりすぎて
見えたので、1本置きに切って間引きしただけ。
軽く圧着してから間引きするとうまくいきますよー。

‥‥せっかく讃えてくださってるのにだいなし(笑)。

1. 無題

ぎゃっ! こんにちは!!(少女漫画のヒロインのごとく、口の中に☆が見えるようなそんな驚き方)
コメントありがとうございます。こちらこそすごく嬉しいです。
台無し上等です! むしろネタバレ大歓迎です。
そうかー、そうだったのかー。納得。
あのキレたゆずが大好きなので、メイキングを垣間みることができて、なおさら嬉しいです(あとコタツの足あぎあぎとか、絶好調で水バケツにぶちかますとかも)
リンクもして下さるとのこと。ありがとうございます。
アフターゆずてんも足しげく通ってます。お忙しい中の管理大変かと思いますが、本当こんな素敵な展覧会にアフターサイトをありがとうございます……! 今すごく幸せです。
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